わが子が溶連菌感染症と診断され、手のひらや体に湿疹が出ているとき、家でどのようなケアをすべきか迷う親御さんは多いでしょう。看病の第一のポイントは、喉の痛みと皮膚の違和感という二正面の不快感をいかに和らげるかにあります。まず食事については、喉の炎症が強いため、熱いものや酸味の強いもの、塩辛いものは避けるのが基本です。ゼリーやアイスクリーム、冷ましたうどんなど、喉ごしが良く刺激の少ないものを選びましょう。手のひらの湿疹については、本人が気にして擦ったり掻いたりしないよう、爪を短く切っておくことが大切です。溶連菌の毒素による湿疹は、熱を持っていることが多いため、部屋を涼しく保ち、本人が暑がっているなら薄着にさせてあげてください。お風呂は熱がある間は控えるのが無難ですが、解熱して本人の元気があれば、ぬるま湯のシャワー程度なら問題ありません。この時、手のひらや体の赤みが強くなっている部分は、石鹸をよく泡立てて手で優しく洗うようにし、タオルでゴシゴシ擦るのは厳禁です。水気を吸い取るように軽くポンポンと当てるだけにしましょう。また、溶連菌の治療において最も重要なのは、薬の管理です。抗生物質を飲み始めると、手のひらの湿疹や喉の痛みはすぐに消えます。しかし、ここで「治った」と油断して服薬を止めてしまうのが一番危険です。菌を完全に死滅させなければ、後で腎炎などの合併症を起こすリスクがあるため、カレンダーにシールを貼るなどして、お子さんと一緒に楽しみながら最後まで飲み切る工夫をしてください。発症から一、二週間後に手のひらの皮が剥け始めたら、それは回復の最終段階です。皮が剥けた後の肌は非常にデリケートなので、刺激の少ない保湿クリームなどを塗って保護してあげると良いでしょう。皮が床に落ちるのが気になる場合は、こまめに掃除機をかけるか、室内でも薄手の綿の手袋をさせるのも一つの手です。看病期間中は、親御さんも二次感染を防ぐために、おむつ替えや介助の後の手洗いを徹底してください。溶連菌は適切なケアで必ず良くなる病気です。手のひらの赤みが引き、皮が剥け終わる頃には、お子さんは以前よりも少し逞しくなっているはずです。焦らず、一歩ずつ回復の階段を上るお子さんを、温かい目で見守ってあげてください。
溶連菌で手のひらが赤くなった子供の看病のポイント